【2021年7月】 四国横断キャンプツーリング【徳島→足摺岬】day2
四国横断キャンプツーリング、2日目です!
悪天候とメカトラで幸先が悪いスタートでしたが、天気もすぐに回復し、数々の絶景に出会い、キャンプ場の夜も楽しく最高の
旅路でした。剣山の近くの中尾山高原キャンプ場から、高知県本山町の帰全山公園キャンプ場まで、ひたすら山の中をゆく1日になりました。
1.強風と雨とメカトラに悩まされる
夜中1時半、テント内の異変で起こされる。
寝ぼけた頭でも状況はすぐに理解できた。
強風でテントが押しつぶされかけている。...ペグを打たなかったから。
中に人が入っているからテントごと飛ばされることなんてないのでは?と甘く見てペグを持ち歩いていなかった。もちろんテントが飛ばされることはないのだが、テント内はご覧の通り。テントの4隅は風で動き、風に押された外壁で居住スペースが圧迫され、睡眠どころではない!笑笑
仕方がないのでここで暴挙に出る!
(翌朝撮影) 自転車と結ぶことで揺れの軽減を図る!!
夜中1時半に作業してから記憶がないので、なんとか眠れたのだろう笑
夜中の強風トラブルを乗り越えても、翌朝もうまくいかないことが起きる。
しとしとと降る雨。天気は四国全域で晴れ予報だし雨雲レーダーには雨雲一つうつっていないのに!標高のせいなのか。
とにかく雨の中での撤収作業は辛すぎる。
カレーめんよりカレーめし派。
テントの撤収を終え走りだそうとすると、何やら嫌な音が聞こえる・・・
うわ...ディスク曲がってる...
— ENDO (@mame_1410) 2021年7月22日
地面に寝かせたせいか... pic.twitter.com/EMiQlFHPmd
昨晩テントを自転車で固定したとき、地面についたブレーキディスクが変形してしまったようだ・・・
多少走りが重くなりそうだが、幸い走行不能になるほどではなさそう。
雨といいディスクブレーキといい幸先の悪い滑り出しだ。
昨日あれだけ絶景を楽しんだからこんなこともあるよね笑
雨で撤収がやや手間取り、出発は8:30
このころには雨も弱くなってきた。
気を取り直していこう!出発!!!
2.中尾山高原キャンプ場~落合集落展望所
day2はいきなり峠越えからスタート!
剣山への登山口にもなっている見ノ越(1410m)を目指していく。
一路剣山へ。看板がすごくテンション上げてくれる。
深い谷を見下ろしながら、断崖絶壁を進む。
山深い四国の中でも、剣山周辺は本当に山が深い。
勾配は6%くらいで登りやすく、親切な看板が助かる。
見ノ越トンネルついた!これで本日1つ目の峠クリアー!!
見ノ越のお食事処で小休止。みたらし団子がうまい!
峠の頂上で団子を食べながらツーリングマップルで今後の見所等を確認するなんてぜいたくな時間だ!
峠を越えると雨は止み、ここから25kmはずっと下り基調。
特に寄り道せず淡々と走る。
奥祖谷かずら橋。
すごく興味が引かれるけれど、今は距離を稼ぐことを優先してガマン。
祖谷のかずら橋と合わせてまた今度再訪したい。
この案山子怖すぎるって!!!!!
(この後もR439沿いには反則級に怖い案山子が結構現れる笑)
砂防ダム(?)のスケールが半端じゃない。
本日第二の峠「京柱峠(1120m)」にアタックする前にちょっとだけ気になるスポットへ寄り道をする。R439から脇道に入って約100mアップ、目指すは「落合集落展望所」
落合集落は、東祖谷のほぼ中央、祖谷川と落合川の合流点より山の斜面にそって広がる集落である。集落の起源は明らかになっていないが、平家の落人伝説や開拓伝承などが祖谷地方には残っている。集落内の高低差は約390mにも及び急傾斜地に集落を形成している。
おおおおおお・・・!!!
集落の下から上まで高低差は390m。まさに天空の集落。
初めて見るタイプの景色に感動...!!
これほどの山奥の険しい斜面でも生活が営まれる四国山地は本当に面白い。
ガチで怖い案山子part2
相変わらず川はどこまでも澄み渡っていて。
3.落合集落~京柱峠
東祖谷の集落を抜けると、京柱峠に向けて本格的なヒルクライムが再スタート。
ちょうど1車線になり斜度が上がってきたところで謎の門が現れる。
この門をくぐったら本番!
難所と聞いていた京柱峠だが、平均斜度はおよそ6%、最高でも10%は超えないくらいで
道幅の狭さを除けば登りやすい峠だった。頂上に着くまであまり展望は開けない。
途中、R439の道路改良工事のおじさんに話しかけられ、ちょうど昼休み中ということもあって事務所の中で1時間近く談笑するという面白イベントも発生笑笑
四国のあれこれについて色々教えていただいた。「祖谷のかずら橋が観光地化されすぎている」という話が興味深かった。
斜度ゆるめだからといって油断していると突然グラベル笑
日本三大酷道は決して舐めてはいけない。
離合不可能。
滝的な何か。
朝からほぼ糖質しか取っていないのでタンパク質不足を感じ、昨日徳島市内で買ったつぶ貝の缶を開けるw タンパク質12g。今回の旅で山の中でタンパク質が貴重だということを実感した。1日くらいなくても大丈夫だと思うけど、旅で走りながらトレーニングになったら一石二鳥だなんて考えてしまう。
時折現れるグラベルや苔で滑らないように注意しながら登り進めていくと・・・
14時50分、京柱峠(1123m)着いた!!!高知県さんこんにちは~!
これで昨日と合わせて獲得標高は約3000m。
自転車なしver.
木の看板がユニークで、旅情あふれる。
ここは四国山地のど真ん中。見渡す限り山&山!
写真中央付近の山崩れの跡(?)がちょっと気になる。
4.京柱峠~帰全山公園キャンプ場
京柱峠を越えたら本日の寝床「帰全山公園キャンプ場」までは下り20km・平坦20kmの楽な道のり。
一車線の下りを慎重にこなし、人里に降りていく。
ある程度下りきるとちょっと大きめのスーパーも土讃線の線路もあり、久しぶりに見た文明にほっとした。
久しぶりのスーパー(こんどうストア)にテンション上がり、思わず買い込んでイートインスペースへ直行。2つの峠を越えて高知に来た達成感と幸福感があふれ出る。高知ならではの生鰹節スティックも売ってて面白い!(今後高知県内ではどこの店にも置いてて全く珍しいものではないらしい。)
左手に吉野川を眺めながら、今までの道とは比べ物にならないくらいの快走路を行く。
今日泊まる「帰全山公園キャンプ場」はこの吉野川沿いの最高のロケーションにあるらしい。
来るときバスから眺めた河口付近の吉野川の幅は1km以上もあったのにここではわずか30mほど。同じ吉野川だとはにわかに信じがたい。
こんなことを考えながらキャンプ場を探しながらしばらく走っていると...
あれだ!!テントが見える!!
間違いない。河川敷のフリーダムなキャンプ場!笑
川のそばの最高の立地で近くにコンビニ・スーパーもあって予約不要で何といっても無料で
もうそれだけでも十分にすごすぎるのに・・・
モンベルアウトドアヴィレッジ本山が隣接している!?!?
ここでアウトドアギアを買い足すこともできるし高知の特産品も手に入るし
入浴もできる!!なんだこの究極のアウトドアフィールドは!!!
忘れたペグを買うついでにまずは1本。
5.キャンプ場にて
高まる気持ちを抑えて落ち着いて設営。
設営済ませ荷物を降ろした後は・・・
お待ちかねの食材買い出し&入浴タイム!!!
地元スーパーで幻の和牛土佐あかうしを格安でゲットし・・・
mont-bellの入浴施設「れいほくの湯」でさっぱりして体をいたわり・・・
焼肉とビール!!!大好きな四国に乾杯!
1日中走り回った後にキャンプ場で食べる焼き肉(とビール)ほどおいしいものなんて絶対ほかにはない!!(断言)
もうすべてがカンペキで、あまりにも楽しすぎて、頭がおかしくなってしまいそう。
今朝の雨やトラブルのことなんて遠い昔のことのようだ。
四国、サイコー!!!!!
明日の見どころは仁淀ブルーと池川茶園のスイーツだ!!!
もし余裕があったら四万十川の源流点なんかも見てみたい。
明後日足摺岬に到着するためには走りも妥協しちゃいけない。
この興奮を何とか落ち着かせて、10時には就寝。明日は5時半に起きて7時には出発だ。
温泉と肉とビールと、明日の仁淀ブルーを妄想して頭がおかしくなったday2の夜だった。
明日はにこ淵と池川茶園のお茶スイーツと中津渓谷と四万十川源流と......
— ENDO (@mame_1410) 2021年7月23日
キャンプ場は四万十川のそばの予約不要のところ。
時間的にどれくらい回れるかわからないけど、四国横断ひとり旅頭おかしいくなるくらい楽しい🤪🤪🤪🤪🤪
↑テンションの高いツイート
↓当時のday2まとめツイート的な
本日Day2のハイライト
— ENDO (@mame_1410) 2021年7月23日
落合集落と休憩所の怖い案山子と祖谷川と京柱峠!!
四国、どこまでも楽しい(語彙力) pic.twitter.com/mrNMapAfcM