冒険の自転車(仮)

自転車旅・キャンプツーリングのあれこれ.

【2022年2月】伊豆キャン!!りぴーと【伊豆・富士山一周】day0

 

0.旅のきっかけ

 伊豆半島は自転車趣味における大きな転換点だ。

 まず第一に、キャンプツーリングはじまりの地。2021年2月、伊豆半島を一周する初めてのキャンプツーリングを経験した。貧弱なキャンプギアと積載装置(と花粉症)が原因で4日目以降の旅程を諦めざるを得なかった。その後装備と積載方法に改良を重ね「5月熊野」「7月四国横断」「9月飛騨信州」(←今後執筆予定)「10月R193」「11月R425」(←今後執筆予定)など数々のキャンプ旅に繰り出した。ホテルがないところでも格安で泊まれるなら、どんな旅だってできる。2021年はキャンプツーリング元年だった。

 

 そして、ゆるキャン△。2021年2月の伊豆キャン敗走後に見たそれは心に深く染み渡った。その後ゆるキャン△がきっかけでのんのんびよりけいおんといった素晴らしい作品に出合い、こうしてまた一人オタクが増えてしまう・・・

というのは冗談として(笑)聖地巡礼など新たな自転車の楽しみが広がったのは事実!

 

とにかく、ゆるキャン△聖地巡礼、そして1年前の伊豆イチの聖地巡礼として、伊豆半島一周は何としても去年と同じ2月下旬に行かなければならない。

 

今回は小学校からの長い付き合いで最大の自転車仲間の「しゅえっと」が参戦、そして大学の友人の「米(仮称)」もバイクで合流して3人でのキャンプツーリングになった!

one-third-blue.hatenablog.com

↑しゅえっとのブログ。文章力豊富な最高に面白いブログなのでこちらもよろしく!

少々更新が遅いけど今回の旅のこともいつかブログに書いてくれる...はず......。

 

 

1.神戸→沼津大移動

2021年2月23日、ふじさんの日だ。神戸市内の自宅から沼津までの500km近い大移動で旅が始まる。惜しくも青春18きっぷの利用可能期間ではなかったので、学割乗車券で6160円だ。

 

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長旅に出る前は必ず玄関で写真を撮る.じゃあな神戸!

在来線をひたすら乗り継いでいくだけなので、改めて書くことはそこまでない。

車窓を眺めたり、ツーリングマップルを読んだり、仮眠を取ったり。

 

 

静岡駅で熱海行きの電車に乗って、沼津まであと1時間。

しかし順調で気を抜いている時ほどトラブルが起きるのはもはやお約束のようで、今回もまたトラブル、それも致命的な大事件が起きてしまう。

 

熱海行の車内の中、清水駅付近で......

背負っていたはずのリュックがない(!!!)

 

思い当たる節はこれしかなくて、静岡駅で乗り換えた時に、前の電車(浜松発)の座席上のラックに置いてきてしまった。

さあどうするENDO。ひとまずこのまま乗り続けるわけにはいかないので、清水駅で降りて落とし物センターに連絡を入れる。次に届け先はおそらく静岡駅だと判断して静岡駅に折り返す。少なくとも清水駅にいるよりは可能性は高いはず。

静岡駅に引き返してきたのはいいのだが、しばらく虚無の時間を過ごす。本当に虚無でしかなかった。集合に送れる申し訳なさ、もし見つからなかった場合の絶望、リュックを背負っていないことすら忘れてしまう情けなさ。加えて座席上のラックに忘れ物をするのは今回が2度目だ。(前回はサドルバッグ......) リュックに貴重品を入れていないことだけが不幸中の幸いだった。

 

電話が鳴った。発信元は静岡県静岡市。もしかしたら、人生で一番うれしい電話だったかもしれない。リュックは予想通り静岡駅に届いていた。

 

忘れ物発覚からわずか1時間足らずで駅に届くなんて奇跡的すぎてなんて言ったらいいのだろうか。係員の人に何回お礼言ったかわからないよ・・・

 

教訓:忘れるから座席上の荷物ラックには絶対に荷物を置いてはいけない!!!

 

気を取り直して、再び熱海行に乗る。今後は本当に気を付けよう。

 

 

 

2月23日、富士山の日に富士山を眺められるという贅沢。

富士~吉原間が富士山が窓の真正面に来るベストタイミングだ。

 

例の忘れ物で、1時間半遅れて沼津に到着。

沼津駅には宇都宮行きの電車が止まっていて、遠くまで来たことを実感させられた。

 

 

沼津駅を降りると街はラブライブ一色。

ラブライブ好きのしゅえっとはもう大はしゃぎで、ラブライブ未履修だったのがちょっと悔やまれるくらいだった笑

アニメ効果で人口増加って話を聞いたことがあるけど、アニメを知らない人から見てもすごいって思うくらいの力の入れ具合だった!

 

お約束の「さわやか」は1時間待ち。さすがに待ちきれず「富士タンメン」という宿に近い良い感じのラーメン屋に3人で入った。美味しかった。

 

本日のお宿、Hotel Gee Haive

このホテル、控えめに言ってとんでもないホテルだった。

三島駅徒歩5分

・外装、内装がめちゃくちゃきれい

・4人用のファミリールームを3人で使わせてもらえた

・部屋の冷蔵庫には人数分のミネラルウォーター

・高級シャンプー、ボディソープ備え付け

・ランドリー、乾燥機無料(洗剤あり)

・手の込んだ美味しすぎる朝食

これで2000円/人(朝食込み)

コロナ禍でホテルの相場が......と聞くけれど、もはやこれは大丈夫なのかってレベル!

 

初対面のしゅえっとと米(仮称)も、旅が共通の趣味ということもあって話が弾み、楽しい楽しい旅の幕開けの夜だった。ちょうど一年越しの伊豆イチ+富士イチは、明日から5日間にわたって続く。