冒険の自転車(仮)

自転車旅・キャンプツーリングのあれこれ.

【2022年2月】伊豆キャン!!りぴーと【伊豆・富士山一周】day1

伊豆キャン!!りぴーと1日目です。

なんと2ヶ月ぶりの本格ツーリングなのに、100km,1700m↑のキャンプツーリング!

海岸をなぞりながら、途中大室山に立ち寄って絶景を楽しんだり。

前半のゆるかったけれど後半にかけて限界ツーリングになり、伊豆半島の洗礼を受けてきました。

 

本日の行程

 

1.豪華すぎる朝食 三島→熱海

まずday1は豪華すぎるホテルの朝食からスタート!

手の込んだおいしい料理が食べ放題・・・

こんなのまでついて一人2000円って破格どころの話じゃない!GoToを使ってるわけでもないのに!なんでこんなサービスが実現できるんだろう...!

出発!バイク乗りの米(仮称)とは別れて、キャンプ場で合流する予定だ。

彼は箱根と江の島を観光した後、キャンプ地の河津町に戻ってくる。バイクの機動力を見せつけられた笑

 

まずは、三島から熱海へ。その間には丹那山地がそびえていて500m近いヒルクライムがお出迎えだ。

 

登るにつれて富士山がちょっとだけ見えてくる。残念ながら、ほとんど雲で隠れていた。

 

今回はキャンプツーリングなので、車体が5kg増しくらいになっている。

そういうときはいつもの7~8割くらいのペースでゆっくりと登る。急ぎさえしなければ、キャンプツーリングでのヒルクライムも恐るるに足りない。むしろ重い荷物をぐいぐい引っ張っていく感覚が癖になる・・・?笑

 

途中でパンクをしつつも、登り切った!パンクの原因はリム打ちだった。多分後ろの荷重に対して空気圧が足りなかった。荷物積載時は、空気圧が足りないとすぐリム打ちする。

 

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峠を越えたら熱海だ!斜面に温泉ホテルがびっしりと立ち並ぶ独特の景観。観光地ムードたっぷり。

 

2.伊豆イチはじまり!大室山へ

熱海から伊豆半島を一周して沼津まで200km、ずっと海岸線をトレースする。

伊豆半島に平野はほとんどなく、常に登るか下っているくらい。

実際、沼津までの獲得標高は3000mを超える。これをキャンプしながら行くのは痺れるw

 

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海の青が濃い。伊豆半島の海はどこも濃い。急に深くなってるからだと思う。

こんな海をずっと高台から見下ろせるから、伊豆半島のアップダウンはめちゃくちゃ楽しい!地形の変化を自分の力で身をもって味わえるのは自転車旅の醍醐味。

 

いつもは特急のしゅえっとも、今回は重さからか
快速くらいに落ち着いていて、ついていきやすかった笑

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この既視感・・・淡路島だ!

 

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お手頃なお店が見つからなかったので、お昼はマック。節約は大事。
旅先で食べるマック、嫌いじゃない。

 

昼食を済ませたら、いよいよゆるキャン△聖地巡礼、「大室山」へ!!

大室山リフト乗り場までの300m近いヒルクライムはきつかった。

住宅街の中、容赦ない10%オーバーの連続。

 

強烈な異彩を放つ、茶色いはげ山が例の聖地だ。リゾート地にこんもりと佇む姿は本当に個性的。

 

ゆるキャン△ファンとしては絶対に見逃せないスポット!

なでしこたちの旅路を思い出しながら・・・

 

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お約束。リフト券売り場の裏にひっとりと立っていた。

 

歩いて登れたりもするのかなって思ったけどリフト以外での入山が禁止されている。

おとなしくリフト券700円(往復)を払う。

 

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ぐいぐい高度を上げていくリフトに乗りながら気づく.

これ,もしかしたら相当な絶景が待っているんじゃ・・・

 

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大正解!!

噴火口の周りに1周20分くらいの遊歩道があるので、とりあえず1周!!

阿蘇に行ったことはないのに、ちょっと阿蘇みたいって思った笑

(全然違っていたら申し訳ない笑)

 

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まさに、天空の回廊。一歩一歩が贅沢すぎる。

 

特に南東方向の眺めが印象的だった。

伊豆半島も開発され尽くされているんだなと感じた。

 

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文字通り伊豆半島を一望できる!

 

最後に、一枚。

撮れ高が良すぎる「2202 伊豆キャン!!りぴーと」の中でも選りすぐりの一枚が撮れた。

 

3.山奥のキャンプ場へ限界キャンプツーリング

さて、下山時には16時を回り、日が傾いてきた。

キャンプ場まで本腰を入れて走らないと!

 

伊豆大島を眺めながら、海岸線スレスレを走る。夕暮れ時もまた良い。

河津まで、グロス20km/hのペースで気持ちよく走れた。

 

河津桜が見ごろだった。伊豆半島の春は早い。

 

突然ですが、ここから、今までの数ある旅のなかでもトップクラスの限界ツーリングが幕を開けてしまう・・・

 

河津駅付近で時刻は18:00。管理人さんには18時半到着と伝えているので今から直行してもギリギリ間に合うかどうか。

そこで、先にキャンプ場へ向かうしゅえっとと食材買い出しをする自分の二手に分かれることにした。この時点ですでに限界みが深いぞw

 

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キャリアの強みが遺憾なく発揮された

食材購入をしている途中、米(仮称)から、「キャンプ場までの道がヤバい」との連絡が入った。

確かに250m登るけど、そんなに変な道だったかな...??

 

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え、まじで??? 完全に想像の斜め上w

この先にキャンプ場があるなんて絶対に誰も思わない。

勾配も10%を余裕で超えて、食材を積んで重くなった自転車を押していく場面も多かった。上で仲間が待ってるからなんとか進んでいける。ソロだったら撤退不可避w

 

キャンプ場に着いた後も,さらなる事件が発生。

しゅえっとのテントが立たない!!

彼のテントは2人用・ダブルウォールでポール等すべて含んで1.3kgと、驚異的な軽さ。どうやら軽量だが設営が難しい非自立式を選んでしまったようだ。

初めて見る非自立式テントの設営に,1時間近く格闘することになった。

 

テントが立ったら、さて温泉。伊豆踊り子温泉館。

温泉はさっきのヤバすぎる道を完全に下りきった先にある

普通だったら温泉は諦める。あの山道をもう一往復するのは正気の沙汰じゃない。

でも何もない、自分たち3人以外誰もいない山の中でハイになって正常な判断ができなかった笑

汗を流したいし、温泉に行こう。せっかくキャンプ場から割引券も貰ったから。

ここまで来たら、とことん限界まで突き進んでいこうじゃないか!!!笑笑

 

伊豆踊り子温泉会館。通常1000円のところキャンプ場のクーポンで500円で入れる。

1日中走りまわった後の温泉はそれはもう最高だった。

閉館30分前に入場したからお湯につかっていたのは15分くらいだったけどwww

 

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絶望。温泉から上がった後待っていたのは、わかりきっていた絶望

あの例のヤバい道をもう一回登って山の中のテントに帰らないといけない。

絶望!!!温泉に飾ってあった映画ゆるキャン△のポスターだけが唯一の救いだよ...

 

 

幸運にも、あの山道は1回目よりは格段に楽だった。

荷物を降ろして自転車は軽くなっているし、一緒に登る仲間もいる。

湯冷めしないように、慎重にゆっくり登った。

 

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こうしてすべての困難を終え、23時過ぎにやっとご飯を囲むことができた。

改めて、3張もテントがあると冒険の雰囲気が出て大変いい感じ。

 

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炊飯だけはいつも通り絶好調!

おかしいな、ただのレトルトの牛丼なのに美味しすぎる。

 

しゅえっとにとっては初めてのキャンプツーリングなのに、とんでもない立地のキャンプ場を選んでしまったな・・・笑

標高250mくらいならいいか、と思っていたらまさかあんな道になっているなんて。

キャンプ場の立地選びは当然大切だなと反省する伊豆キャン1日目でした。