2023GW 新緑の四国山地 day2
1.西条市内(トリム公園)から石鎚山登山口へアプローチ
しまった、盛大に二度寝をしてしまった。
遅くとも6時半には起きる予定が、まさかの7時40分!?
思ったよりも昨日の125kmが効いていたのかもしれない。
せっかくホットサンドメーカーも持ってきて優雅な朝のはずが、せかせかと朝ごはんを詰め込むことになってしまった。
出発時刻は8:40.
キャンプ地にテントを設営したまま荷物を置いていき、軽装で山頂を目指す。ロープウェイ山麓駅までは22km,400upの山岳路で、目標は10:00発のロープウェイに乗ること。
レースのつもりで飛ばせば間に合いそうだが、旅でそんなことは極力したくない......
あわただしい朝だった。
初夏の目の覚めるような色彩に、思わずペースも上がる!
ここ数か月ほどずっと冬景色を見てきたからか、緑が目に染みる。
「山笑う」とはまさにこういう光景をいうのだろう。
黒瀬ダムより上流に行けば、四国らしい深い山道の様相になり、走りが楽しい。
最後の2kmくらいは勾配もきつく、ほぼ全力に近いペースだった。
ロープウェイには発車5分前に間に合った。
やれやれ登山前にヒルクライムレースをさせられてしまうとは(笑)
2.石鎚山登山(成就ルート)
ロープウェイで標高400mから1300mへワープ!この時点で気温は13度あり、穏やか。
往復2200円の料金がかかるが、自力で高低差900mを往復する大変さを考えたら使わない手はない。こういう時ふと思ってしまう。ロープウェイ等動力を使えば真の登頂とはいえないのではないか。登山口への自転車でのアクセスも含め、全行程自分の足で登るのが真の登頂なのか。登山経験も少なく生意気ながら、そんなことを考えてしまった。
石鎚山登山(成就ルート)は、公式サイトによると上り3.5h,下り3.0hのコースタイムで、ほぼ全区間にわたって整備されている歩きやすい道だ。
問題は全部で4か所ある鎖場だ。これは甘く見るとまずい。鎖場の経験も少ない中チャレンジしてしまい、かなり怖い思いをした。後ろを絶対見ちゃいけない。「落ちたら死ぬ!」
アウトドア経験の豊富な相方Y(仮称)に三点固定の方法を教えてもらいながら、なんとか乗り切った。助かった。
最も恐怖を感じた三の鎖。ほぼ垂直で、ヘルメットをしていても落ちたら命が危ない。
途中、足掛かりが見つけにくい所があり、立ち往生しかけたときは人生5本指には入る絶望だった。迂回路もあるので、自信がなければ回避すべきだ......
難所を乗り越え、西日本の最高点に登頂!!
標高はわずかに2000mに足りないが、西日本の最高峰に立っているという達成感はここでしか味わえない大きなものだった。
山頂には有人の神社(石鎚神社頂上社)と売店があり、御朱印と記念ステッカーを購入した。
お昼ご飯を済ませると時刻は2時半近い。速やかに下山しよう
鎖場さえ回避すれば、下りは散歩感覚といってもいいくらいのイージーモード。
ロープウェイの山頂駅には16:20に帰ってこられた。
山頂からわずか1時間50分。下りコースタイム(3h)を1時間以上巻いてしまった。
ロープウェイで下界に戻った後は自転車で同じ道を引き返すだけなのだが、
往路では気付かなかった奇跡的光景が目に飛び込んでくる!!
3.石鎚山の奇跡の清流
感動した。清流王国四国の中でも、石鎚山から流れる川の透明度は飛び抜けている!
すべて黒瀬ダムより上流の県道から見られる景色。
登山等しなくても、一般県道からここまで澄んだ川が拝めるのは全国的に見ても本当に珍しいことだと思う。仁淀ブルーは有名だけど、全然それだけじゃない。すごいぞ四国。
同じ道でも、方向が反対になると見える景色は大きく変わってくる。
ここがツーリングの面白いところだと思う。
キャンプ地へ帰還!
テントや荷物類は無事だった。四国、治安が良い。
西条の街に繰り出し、温泉と食料調達。
3割引きの阿波尾鶏を見つけた時は、宝を掘り起こしたような気分だった。
朝から晩まで自転車に登山にフルで遊び、全身かなりの疲労に包まれた。
第14次四国遠征
— ENDO (@mame_1410) May 1, 2023
day2 56km 627⤴︎(+石鎚登山)
西条のキャンプ地を拠点に、石鎚山をピストンした。石鎚山の鎖場は個人的にかなりハードだった。某酷道の標識(伝われ)が可愛く思えるくらいの「落ちたら死ぬ!」を味わった。登山口までの道路は雰囲気も良くてツーリングにもオススメ。 pic.twitter.com/dBMiflWCzt