冒険の自転車(仮)

自転車旅・キャンプツーリングのあれこれ.

【2021年8月】越後山脈山籠もり【米沢→長野】day4

越後山脈山籠もり,4日目です.「樹海ライン(国道352号)」.遅い年では6月下旬まで雪に閉ざされることもある,日本で一番最後に冬季閉鎖が解除される国道.そんな全サイクリスト憧れの幻の道路を,ついに走ることができました.世界屈指の豪雪山岳地帯をゆく道路は,人を寄せ付けないような異次元の景色の連続でした.

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本日の行程

 

 

1.まずは御池まで

前日の燧ケ岳登山の疲れもあって,朝はゆっくり目の9時出発.

宿の方が記念写真を撮ってくださった.

2泊したこの宿も,アットホームでくつろげるいい所だった.

今回の旅,本当に宿泊場所には恵まれている!

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本日8月29日は日曜なので,補給食買い出しに立ち寄る檜枝岐村唯一のスーパー「JA檜枝岐村ストアー」が午前10時の開店.どう頑張っても10時までは檜枝岐村で足止めを食らってしまう.檜枝岐村での食料の調達,難易度高し.朝の出発をそこまで急がなかったのもこのためだ.

 

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樹海ライン内は約80kmに及んで商店が一つもないので,まず何よりも先に補給食の買い出しをする必要がある.補給の重要性は昨日の登山で痛いほど学んだ.しかしこういう山奥だと大体物価は高い.

それなりの出費は覚悟していたのだが......ここでうれしい誤算が起きてしまう!

 

半額セールのラッシュで,過去最高の補給コストパフォーマンスをここ檜枝岐村で記録したww ありがとう,JA檜枝岐村ストアー.

 

御池までは昨日走った道と全く同じだけど,何回でも通りたくなるようないい道だ.緑が濃くて,大自然独り占め感が素晴らしい.

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「橅坂の清水」

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昨日は左に行った分岐を,今日は直進する.知っている道から知らない道に入るのは,自転車でワクワクする瞬間だ.

 

 

2.樹海ライン! 御池~銀山平

御池との分岐を過ぎると,まもなく樹海ライン最高地点(標高1530m)に到達.

待ちに待った,ダウンヒルの時間!

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緑!

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緑!!

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緑!!!

最高に気持ちいい!!走っているときはもちろん,こうやって後から写真を見返しても癒される!

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廃屋や柵など,人の営みの跡がちらほらと見られる.こんなところにいったい何のために作られたのか.考えれば考えるほど不思議だ.

 

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「山ん中」

酷道ツーリングでは珍しいことに,今回は昼ご飯をお店で食べることができる.

その名も「山ん中」.ド直球で大好きなネーミング!

いや,ほんとにここは「山ん中」なんだ.少なくとも半径10km以内に民家は一軒もないし,携帯も通じない.

 

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山菜定食とケーキ

ここの山菜は,よくある蕎麦とかに入ってる山菜の10000倍くらい味が濃くて,

生きている山の味がした.ケーキもすごい美味しかった.

 

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おおっと,いよいよ樹海ライン名物「洗い越し」の登場だ!

洗い越しとは,橋を架けることが費用対効果に見合わないなどの理由から,川が道路の上を流れているものだ.日本の道路では非常に珍しい.ここ樹海ラインと,国道157号の温見峠などが有名どころ.

樹海ラインの福島県側には洗い越しはなかったが,新潟県に入ると洗い越しが連発した.

 

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樹海ライン洗い越しセレクション!

最初は恐る恐る進むけど,慣れてくると水路の上を走る感覚が病みつきになってくる笑

意外にも,滑ったりハンドルが取られたりはしなかった.

32mmのグラベルキングのおかげかも.

 

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水の出口を見てみると,しっかり岩が削られてるから面白い.

 

洗い越し以外にも,樹海ラインの魅力はまだまだ尽きない.

 

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右側に目をやると,急斜面に白い線が一直線に走っている.

一瞬,理解が追い付かない.あれは道路なのか?

深い谷を大きくトラバースして,今進んでいる向きとは逆向きに道路が続いている!?

 

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近づいてみるとやっぱりあれは道路だった.奥只見湖周辺は地形が険しすぎて,道路の線形も鋭角のカーブが連続するとんでもないことになっている.面白い.

 

そしてこの崖,めちゃくちゃいい写真が撮れる.

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どんなに険しい道でも,自分の力だけを頼りに進む,「冒険の自転車」

自分のライドスタイルを表しているような一枚!

2021年の愛車ベストショットだった.

 

 

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奥只見湖沿いは,100mくらいのアップダウンがあり,登りきるとダム湖を見下ろすことができた.高校時代に走った秋田の太平湖を思い出す.

それでもダム湖が見えるシーンは全体を通しても少なくて,湖の展望というよりスリリングな走りを楽しむべき道だと思う.

 

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カーブを曲がったらいきなりこの景色.もはや何の山かわからないけど,目の前に壁が立ちはだかる様子は圧巻の一言.樹海ライン,すごい.

 

3.樹海ライン!! 銀山平枝折峠

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県境から35kmくらいすると,銀山平に着いた.

突然道が幅広く直線になって,ついさっきまでの酷道とは雰囲気ががらりと変わる.

銀山平2000m級の山に囲まれた盆地になっているエリアで,温泉施設やホテルもある.奥只見湖の遊覧船の発着点にもなっている.40kmぶりくらいに自動販売機を見つけた.ここは樹海ラインの中で唯一文明を感じられる場所だ.

この後は樹海ラインの難所の一つ,「枝折峠」が待ち構えている.

いかにも嵐の前の静けさのような穏やかな雰囲気だった.

 

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気高くそびえる越後駒ケ岳.銀山平の周囲は完全に山に囲まれている.

しばらく銀山平で休憩をしたら,次は枝折峠ヒルクライムだ.

標高差は約400m,日も傾いてきているしサクッと終わらせようと思っていた.

しかし,またもや絶景が足を引き留める!

 

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ヒルクライム中,ずっと視界に入ってくる越後三山.2000mの標高もさることながら,横にどこまでも広がってる.山脈!!!という主張が強すぎる.これは絶景!

 

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実際に見ると,後ろの山はこの写真より3倍くらい迫力がある.

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越後三山をバックに魅惑的なつづら折れ・・・たまらないね.

 

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18時前,枝折峠(1065m)を登り切った.峠自体は勾配もゆるく難所というほどではなかったが,これまでに洗い越し・断崖絶壁・数え切れないほどの急カーブを走り抜けて

きたからか,疲労感と充足感が半端じゃなかった.

 

4.樹海ライン完走!!!

あとはひたすら下れば魚沼市の市街地に出られる.そうすれば本日の宿がある浦佐駅までは一瞬だ.

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夕陽に染まる越後三山もかっこいい・・・  

 

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何もない山の中から,だんだんと田んぼや建物が現れてきて,安心感が押し寄せてくる.人里に戻ってきたぞ~~!!

 

振り返ると,緑の回廊を抜けて,洗い越しと断崖絶壁が現れて,アップダウンと急カーブの道路は走りごたえしかなくて,最後には越後駒ケ岳の絶景を眺めながらフィニッシュ.これほどお腹いっぱいになれる道は他にない.

樹海ラインには,自転車旅に求める「冒険」のすべてがあった.走らせてくれてありがとう.

 

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今夜は浦佐駅前のビジネスホテルに泊まった.3800円と格安なのに,風呂とトイレがセパレートで快適だった.

 

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浦佐駅前のレストランにて,夜ご飯.椎茸のお寿司なんて初めて見たから,つい頼んでしまった.美味しかった.

 

翌日は三国峠を越えて高崎まで淡々と移動し,明後日はいよいよ秋田時代からの自転車仲間(現在東京在住)と合流して渋峠に挑む!最後まで山籠もりを貫いていく!

樹海ラインを無事走り切ることができて,この「越後山脈山籠もり」も前半戦終了だ!

 

【2021年8月】越後山脈山籠もり【米沢→長野】day3

越後山脈山籠もり,3日目です.本日は待ちに待った燧ケ岳登山!登山口までのアクセスは,もちろん自転車で.自転車でのヒルクライムと登山の組み合わせはもう最高ですね...!あまり難しい山だと自転車と組み合わせるのは困難ですが,今回の燧ケ岳はちょうどいい感じの手ごたえでした.

 

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本日の行程.宿を拠点に燧ケ岳ピストン

 

1.御池登山口までヒルクライム

燧ケ岳登山というビッグイベントの日なので,5時過ぎには起きた.

ただでさえ自分以外に宿泊客が見当たらないのに,朝早くとなると宿の中は物音ひとつしない不思議な空間だった.

会津田島駅付近のヨークベニマルで買った朝ごはんを済ませ,出発の準備完了.

 

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宿の中は時間が止まってるみたいだった.これから燧ケ岳登山という冒険に出る!

 

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5時50分,出発.100点満点の青空だった.

檜枝岐村中心部までは,川に沿った緩やかな上り坂が15kmほど続いた.村の中心部を過ぎると,ある地点から一気に勾配を増して尾瀬に向かって標高を稼いでいく.

 

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出発してすぐ見つけたきれいな川.こういうのは必ず撮ってしまう.

 

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屏風岩

 

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ついに福島県の最奥地,檜枝岐村へ!ここからは尾瀬国立公園の聖域だ!と言わんばかりの謎のタワー(?)が目立つ.福島県どころか,東北の最奥地感がプンプン漂うこの地にいつかは行きたかった.秋田で自転車を始めてから約7年,夢がまた一つかなった.

 

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檜枝岐村のメインストリート

村の中心部を抜けると,すぐさま大自然の中に突入.

 

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「橅坂の清水」
ツーリングマップルには名水のマークで示されていたが,想像していた水汲み場的なのではなかった.多分飲めるんだと思う(適当)

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 青と緑が濃い!!!

自然の緑が濃すぎて,山に入る前から登山した気になってきた!

 

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今日は左へ,明日は直進して樹海ラインへ.尾瀬という日本を代表する山岳地帯のど真ん中の,大きな分岐に立っている.こんなにワクワクさせてくれる看板ってほかにある??

 

2.燧ケ岳登山(前編)

8時ちょうど,標高1500m,御池駐車場に到着!勾配は急すぎず,登山の準備運動らしい気持ちいいヒルクライムだった.

 

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御池登山口には売店やトイレがあって整備されている.

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登山口で自転車はアウェーな感じw

 

トイレなど身支度を済ませ,8時20分に入山.

ここからは自転車ではなく登山の世界に突入する.

夏山で晴れの予報とはいえ,標高2000mを超える登山は今回が初めて.

絶対に無理はせず,くれぐれも安全第一で進みたい.

とはいいつつも,東北・北海道最高峰から見えるのはどんな景色なのか,ワクワクが止まらない!!

 

 

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山頂までは4.5km!4.5kmを長いとみるか,短いとみるか...!?

 

改めて,今回登る燧ケ岳(御池コース)の概要をおさらいしてみる.

燧ケ岳

標高:2356m(東北・北海道最高峰)

距離:8.5km

獲得標高:1012m↑ 1012m↓

コースタイム 登り3時間50分 下り3時間10分 計7時間

 

来た道を引き返すピストンコースで,コース全体としては,急な登りと景色が開けた平坦な湿原地帯を交互に繰り返すのが大きな特徴.特に,湿原の先に堂々とそびえる山頂の姿は圧巻.欲を言えば尾瀬沼側に降りたかったけど残念ながら日帰りでは時間が足りない......

 

では登山開始!!

 

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チョコレートフォンデュ

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ほぼ垂直

登山口から10分も歩くと,いきなり燧ケ岳の洗礼を浴びることになった.

強烈なぬかるみと急すぎる岩場.

最近全く雨が降っていないのに地面がドロドロなのは上に湿原があるからなのか??

序盤だから体力は余っているけど滑る滑る.早くもSPDシューズのまま登り始めたことを後悔し始める......w

 

 

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池塘がきれい

岩場を乗り越えると歩きやすい木道が現れ,景色も開けた.

3つある急登区間のうち1つはなんとかこれでクリアしたことになる.

まだ山頂は見えないけど,ずいぶん気持ちが楽になった.

 

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第2の急登区間が始まった.ほぼ垂直の登りが延々と続く.

再びぐいぐいと登り始める.

途中,血らしき赤い液体で染まった岩があってぞわぞわした(写真は伏せておきます)

あれは一体何だったのか・・・

 

2つ目の急登区間をクリアすると,いよいよ山頂が姿を現す!

 

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これが東北・北海道最高峰2356mの姿!!

先の見えない岩場から山頂が見えた時の感動といったら・・・泣けてしまう.

 

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360°どこを切り取っても絶景にしかならない・・・!

こんな経験は自転車だけではできない.登山ってすごい.

 

 

湿原を抜けると,またまた黙々と登り続けることになった.今までとは違って,標高2000mを超えてくると森林限界らしくなり,景色が開ける分気持ち的には楽だった.

高山病というほどではないが,ちょっとペースを上げたりすると心拍数がなかなか元に戻らないような感じがした.これが空気の薄さってやつか.

 

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先ほどの湿原があんなに遠くに・・・

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写真でも伝わる,この急斜面

3.燧ケ岳登山(後編)

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山頂!?

それっぽい予兆もなく,いきなり現れた.

燧ケ岳登頂・・・!?

 

にはまだちょっと早い.燧ケ岳には2つのピークがあって最初にたどり着くのは標高2346mの俎嵓(まないたぐら). 

標高2356mの真の山頂柴安嵓(しばやすぐら)

にはさらに30分くらいの山歩きが必要だった.

 

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向こうに見える柴安嵓に行かないと,東北・北海道最高峰制覇にはならない!

 

 

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雄大すぎて距離感覚がバグりそうww

 

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下から見ると迫力がすごいが,実際のところ15分くらいで登り切ってしまった,

 

 

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真の山頂,柴安嵓に到達 標高2356m!!

ここが東北・北海道の最高地点だ!!!

 

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みんな美味しそうにインスタント麺食べてる!

登山をするのにガスバーナーを忘れたのが悔やまれる・・・

 

標高2356mの世界を少しでも長く味わおうと,山頂に長居しすぎてしまった.

(奇跡的に電波がつながる1m四方くらいの場所を発見したせいでもある笑)

気が付いたらガスがかかりはじめてきた.

 

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俎嵓に戻ってきたころには,時折視界が真っ白.

山頂エリアに何だかんだで2時間も居座っていた.標高が高いというだけで味わえる最高の非日常感,いつまでも味わっていたかった.

時刻は14時前,山頂に残る登山者の数も少なくなってきたので,本格的に下山を始めた.この下山が本当に死ぬほどきつかった.

 

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10時頃はちょっと雲が見えてきたというくらいの天気だったのに,正午頃にはガスがかかりはじめ,14時過ぎにはこのありさま.改めて,山の天気って怖い.

 

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基本的には一本道だから道迷いのリスクは少ないけれど,ここまで視界が遮られると不安に駆られて仕方なかった.そして何よりも圧倒的カロリー不足だった.

 

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朝ごはんと補給食合わせてこれだけ.1600kcalくらい.登山口まで2時間の走行,7時間の登山として必要なカロリーは超大雑把に考えて400(自転車)x2+300(登山)x7=2900kcal!?ヤバすぎる.

圧倒的カロリー不足!!

 

自転車では,いくら山奥を走るといっても7時間も食べ物はおろか飲み物さえも入手できない環境に遭遇することはなかった.どこかで補給できるのではないかと無意識に思ってしまっていたのか??

7時間の山歩きで必要なカロリーを完全に見誤ってしまった.昼ごはんを食べ終わった時点でまだ少し空腹だったくらいだから,今や完全に空腹の向こう側で,「気持ち」だけで歩いていた.こんな山奥でハンガーノックで行動不能になったら本気でヤバい.頼む,自分の体,なんとか持ってくれ・・・!

 

 

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ハンガーノック寸前でフラフラになりながらも,なんとか登山口に戻ってくることができた.生きた心地のしない下山だった.でももう大丈夫.山の駅で食べ物が買える.

 

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生き返る~~~!!!大勝利!!!

 

燧ケ岳登山の反省

・山歩きに必要なエネルギー量を正しく計算しよう

SPDシューズではなく登山靴を履こう

 

4.登山後の癒しタイム

後は来た道を降りて温泉に入り,宿に戻るだけ.

synapse自慢の油圧ディスクブレーキがしっかりと効いた下り坂は本当に快適だった.

位置エネルギーに身を任せて,必要なのはブレーキのタッチのみ.

登山の下りもこうだったらいいのに(切実)

 

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「燧の湯」は源泉かけ流しの極上の硫黄泉.

登山で消費した色々なエネルギーがぐんぐんチャージされるようなすごいお湯だった.
館内に売店はなく,国立公園内のためゴミ箱も置いていない.
純粋に温泉を楽しむところといった感じだった.

 

 

檜枝岐村では,すべての商店・飲食店が17時に閉まるから,少々財布に響くが宿で夕食をいただくことにした.

 

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地元の野菜や福島名物をふんだんに使った美味しすぎる夕食!!
ボリュームも満点で登山後の体に染み渡る.

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柳津で名物の粟まんじゅうを食べ損ねた話をしたら,食後にどこからか出してきてくれた.
本当にありがとうございます・・・!!

本日も他に宿泊客がいなかったので,宿のオーナーさん夫妻が夕食にご一緒してくれた.今回の旅のことなどを話しながら,明日この宿を離れたくなくなるくらい最高すぎる時間だった.

ヒルクライムをして,登山をして,温泉に入って,宿で豪華な夕飯を食べる.

こんな最高なことがあってもいいのだろうか・・・

 

 

 

 

 

【2021年7月】四国横断キャンプツーリング【徳島~足摺岬】day4

四国横断キャンプツーリング,第4日です.

 

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1.本日の予定を決めよう

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キャンプツーリングも4日目になると,朝起きた時のこの景色にも慣れてくる.

足摺岬に行くには急がないといけないのに,標高が高く快適な気温だったから6時半前までぐっすり寝てしまった.

 

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朝のキャンプ場の清々しさは何度味わっても最高!

 

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朝ごはんはゆるキャン△でおなじみのカレーめん.

 

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出発は8時40分になってしまった.自転車にまたがると,テント生活ならではの取り切れてない疲れを若干感じた.

 

さて本日の予定は・・・

最後の清流四万十川,そして足摺岬へ!!!

 

っておいおい,どう考えても時間が足りない!!

キャンプ場からR439と四万十川沿いをたどって足摺岬まで約155km!

宿泊場所は...?夜遅くにキャンプするわけにもいかない(というか足摺岬付近にキャンプ場がない)から足摺岬ユースホステル??

そもそも足摺岬から中村まで45kmあるから,今日足摺岬に泊まったとすると午後6時までには神戸に帰らないといけない明日の予定がだいぶきつくなってしまう.

 

今までのちょっとした遅れが後半で一気に響いてきた.

まあまあ,めちゃくちゃ楽しい旅路だったから一切問題はない!

多少時間が押していても,目の前にある見どころに時間を割いてじっくり楽しむのが自分の旅のスタイル.

 

↓いろいろ迷った結果,このような計画で行くことにした.

実行できたかどうかは別にして()

 

2.酷道439はエンターテインメント

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計画も立ったことなので,R439をひたすら進む.

基本,このような鬱蒼とした1車線の道を行くのだが・・・

 

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油断していると清流に心を奪われる!

 

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酷道サイクリングは楽しい!!

 

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川沿いを走る道は一番好きなタイプ.

特に鬱蒼とした森の中から清流が見えた時の感動はヤバい.

(この旅では3日間ずっと清流を見てたから感覚が麻痺してたけど,改めて今写真を見返すとエメラルドグリーンの川がそこら中で見られるなんて四国以外ではあり得ない.ああ四国行きたい・・・)

 

 

こんな感じで,R439の津野町四万十川合流点の40kmの区間はめちゃくちゃ楽しい道だった.こういう道を40kmも楽しませてくれるから,さすがCycling Island SHIKOKU.

 

↓画面酔い注意

 

3.最後の清流四万十川(前編)

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ついに,四万十川に合流した!!スタート地点の徳島からの距離も300kmを超え,四国のラスボス的な存在.

秋田に住んでいたころには,踏み入れることになるとは決して思わなかった世界だ.

本流にダムがない「最後の清流」四万十川は,人と自然が調和するいろいろな景色を見せてくれる.名物の沈下橋はもう少し下流の方に数多くあるらしい.

 

 

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四万十川最大の中州(後ろの田んぼまで含めて全部).

これは言われるまで中州だと気づかない笑

 

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道の駅「四万十とおわ」にてお昼ご飯にする.四万十川の天然うなぎや,四万十栗など色々な特産品が並ぶ.

 

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レストランに入ってみると,幸運にも日曜限定の「四万十流域ランチバイキング」がやっていた!四万十川の名産中心の料理20品目が1300円で食べ放題!!

 

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テラス席からは四万十川を眺めることができて,なんかもう1000円ちょっとで体験させてもらっていいことではないと思います()

 

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道の駅のロゴもすごいお洒落.ここは間違いなく四国で一番充実した道の駅だった.

 

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食後にこれを飲んだら,30分くらいずっと口の中がしびれていた笑笑

 

4.最後の清流四万十川(後編)

道の駅を出発してからは,沈下橋が連続する四万十川の核心部分へ.

60あまりあるという沈下橋は,眺めているだけで心が癒される.

 

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これぞ人と自然が調和する究極の風景!

写真の右側には橋から飛び込んだり泳いだりする小中学生くらいの集団がいる.

ここには四万十川を中心とするゆるやかな時間の流れがあった.

 

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眺めるだけでなく,実際に渡ってみると全身がゾクゾクするような感動を味わえる.

四万十川のど真ん中,橋の中央付近から眺めると,川に吸い込まれそうになってくる.

付近の人たちにとってはこの景色が日常だと思うと,羨ましくて羨ましくて仕方がなかった.

四万十川ベスト沈下橋は,この「長生(ながおい)沈下橋」に決定!

 

 

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2016年にできた,ツーリングマップル(2016)には載っていない新しい道の駅があったので寄ってみると,ここでもまたとんでもないものを目にしてしまう・・・

 

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四万十川天然うなぎ飯(川エビ付き)が割引で400円!!!

相場が崩壊してやがる!!!多分もう一生こんな値段でうなぎは食べらることはないと思う.

 

さて,ここからは「四万十川キャンプ場」までゆるやかな下り基調の道を40kmなのだが,実は昼ごはんを食べてから,体が(特に足が)鉛のように重い.四万十川に沿ってわずかに下っているはずなのに,20km/h出すのもしんどい.沈下橋を見ても吹き飛ばない疲労って一体・・・!?

昼ご飯を食べ終わったあたりから,翌朝早朝に出て足摺岬に行く計画は無理だと分かった.誰だあんなに無謀すぎる計画思いついたヤツは!笑笑

 

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疲れた体に鞭打ちながら,沈下橋を見つけては何往復かするという楽しい遊びをしていた.

 

 

しかしキャンプ場まで30kmを切ったあたりからがまさに地獄だった.平地を時速15km/hくらいで,ママチャリに抜かれるようなペースで走っていた.キャンプツーリングの中で少しずつ蓄積していった疲れが一気に押し寄せた感じだった.

心の中では,沈下橋もういいから早くゴールさせてくれ・・・!!

 

 

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四万十川左岸沿いの道はところどころ狭い.

平地を40km走るのに3時間もかかったから,もう7時前になってしまい暗さが不安をあおる.

 

 

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キャンプ場付近の赤い橋が見えた時にはもう泣きそうだった.

四国横断の旅は,一応ここでゴールだ!!!

5.キャンプ場にて

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本日のキャンプ場は「四万十川キャンプ場」

四万十川の看板を背負ったような名前のキャンプ場は,河川敷にあり,四万十市中心市街地から2kmで,予約不要・無料.

神のようなキャンプ場なのだが,この日ばかりはホテルに泊まりたかった笑笑

体力ゲージ残り5%くらいの体で設営をし,荷物を下ろしたとはいえ温泉までさらに走らないといけない.

 

 

設営し終わるとちょっと復活したため,市街地にある銭湯ではなく12㎞先の四万十川河口付近にある温泉まで行くことにした.

 

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このときの自分には四万十市政令指定都市並みの都会に感じられた.

徳島を3日前に出発してからここまで,道の駅や小さなスーパーはあっても,こういう大きな施設は一軒もなかった.

明るい街の光が完全にエンディングモードだ.

4日間の四国横断の旅も,ついに終わってしまう.

達成感という一言では到底片付けられないくらい,いろんな景色を見ることができた.

 

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温泉についた時にはこれ以上ないくらいほっとした.閉店間際で30分くらいしか浴室にはいられなかったが,やっぱり旅の終わりは温泉に限る.

温泉で一気にパワーがみなぎり,足摺岬いけるのではなんて思ったけど,帰り道3kmくらい走ってみるとこれは無理しちゃアカンやつだと気づかされる笑

 

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夜の渡川大橋が美しい・・・

 

四万十川河口の温泉からふらふらとキャンプ場に帰ってきたら,もう24時近かった.

明日はすぐそこの中村駅から特急と新幹線を乗り継いで帰るだけだ.

夜ご飯は適当にコンビニで済ませ,テント内に入ったら一気に緊張感が抜けて一瞬で意識が闇に落ちた.

 

【2021年8月】越後山脈山籠もり【米沢→長野】day2

越後山脈山籠もりの旅,2日目です.柳津町を出発した後は、会津地方をジグザグに走り回って南会津町の奥地にある宿へ。秋田にいたころもアクセスが悪く一度も行けなかった会津地方,このタイミングで訪れることができて本当によかった!

 

 

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1.只見川に沿って

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朝7時,快晴!!文句なしの100点満点の目覚め!

 

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小さい頃の夏休み,夏休み田舎の祖母の家に泊まりに行った記憶がよみがえる感じ.

本当に素敵な宿だった.朝からノスタルジーがものすごい.

生活感がある(悪い意味ではないよ)のに,館内で一切人と出会わないからちょっと不思議な感じがした.

 

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昨日の夜は暗くて気づかなかったけど、丁寧に宿泊者の名前まで書いて歓迎してくれていた。本当にいい宿だったな・・・!

 

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夏の朝の温泉街の雰囲気も良くて,出発するのが惜しくなるほど.

なんだかんだ言って出発は8時になってしまった.

 

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会津柳津の温泉街を出るとすぐに,ダム湖のような雄大な只見川に沿った道が続く.

国道252号,通称「六十里越雪わり街道」

 

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日本屈指の豪雪地帯なので,スノーシェッドの連続.

 

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只見川沿いのストレートが気持ちいい!!!

 

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急な崖のような斜面が、只見川沿いでは連続して現れる。この崖みたいな地形はアバランチ・シュートというらしい。

アバランチ・シュートavalanche chute)は、全層雪崩による侵食により岩盤が露出した幅の広い直線状で急傾斜の地形である。日本では、東北地方から近畿地方の積雪量の多い主に日本海側において、本地形が確認されている。特に、福島県西部から新潟県にかけての第三紀層で構成される標高1,000m前後の山地には、全層雪崩の侵食作用が卓越することによって形成された浅いU字型の横断面形をもつアバランチシュートが密に分布している

ja.wikipedia.org

 

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旅先では必ず見てしまうローカル地図.

 

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この付近で採れるという「大塩天然炭酸水」を飲みながら,今後の見どころを確認する極上の時間・・・

 

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大変無知ながら,このポスターを見るまで運休が続いていた只見線廃線になってしまうのでは,と思っていた.全線開通に向かっていることが知れて嬉しい.日本屈指の山岳路線の只見線,いつか必ず乗りに行きたい.

2.会津探訪(前編)

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JR只見線から離れて国道400号に入ると,一気にローカル色が強くなり,日本の原風景を独り占め!自転車だからこそ感じられる,このゆっくりとした時間の流れ.

 

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終わりゆく夏を追う旅 in 南会津

 

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東北の田舎の夏の景色,大好きです.

 

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この看板,絶対に行けって言ってる.(残念ながら時間的に厳しい......)

旅の途中にも,予定していたルート以外に行きたいところが次々と出てくる.この瞬間が一番楽しい.

 

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会津地方はとにかく湧き水が多い.

宿を出発してから,これ以外にも3つは湧き水の看板を目にした.

水を汲みに来た地元の方が言うには,「この水は保健所の検査も入っていて,1年は腐らない」らしい.

地元の方のお墨付きも得られたことだし,贅沢な無料天然水で宿に着くまで水には困らない!

 

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森清水を過ぎると,本格的なヒルクライムが始まる.

 

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ピークの舟鼻峠(965m)に到着!

会津高原の峠だけあって,標高は高め.只見川沿いからゆるやかに700mは上ってきたことになる.

 

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峠を越えると,南会津の中心部は突然現れる.ツルハの看板がこの風景に全く似合わない!笑

 

3.会津探訪(後編)

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山奥に突如現れる立派な「会津田島駅

浅草まで乗り換えなしの特急が乗り入れている.

秘境のイメージが強かった南会津だが,意外にも首都圏とのアクセスは良好.

栃木との県境にも近いし,東北というよりむしろ関東にいる感じがした.

 

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会津田島駅前のそば屋で,100%南会津町産のお蕎麦をいただいた.蕎麦の風味とコシが強烈で最高においしかった!

 

会津田島駅からは,いわゆる「南会津周遊道路」に入る.今回は時間の都合上,ちょうど半分しか走り切れない.

 

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会津の道は,本当にいいぞ.日本の原風景がどこまでも続いていく.また次の夏も,南会津周遊道路をはじめ,いろいろな道を冒険したい.再訪度100%.

 

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国道289号沿いの,駒止峠(923m).1000m近い峠を越えるのも本日2回目で,結構足に疲労がたまってきた.キャンプツーリングだったらなおさら厳しかったかも.

 

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峠の下りには,雪国ならではの不思議空間スノーシェルター.関西というか西日本では一度も見ることがなかったので懐かしい.

 

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「道の駅 きらら289」にて.いろいろ旅をしていると,ヨーグルトも結構地域限定要素があって面白い.

 

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5時半にもなれば夕暮れを感じる.先月の四国横断キャンプツーリングよりも1時間は日が短くなった.一日の行程もほとんど終わり,夏の終わりを感じるちょっと寂しい瞬間だ.

 

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水は檜枝岐村の方から流れてきている.

 

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最後は川沿いの緩やかな登りが身に染みる.

宿についた頃には走行距離115km,獲得標高1586mで,キャンプツーリングでなくてもなかなかの疲労感だった.

 

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南会津町檜枝岐村の境界付近の民家もほとんどない山奥で,ペンションの明かりが見えた時の安心感!!今日,そして明日お世話になる宿は「ペンション マドリード58」さん.名前は地名の「間通戸58」に由来するらしい.夫婦で経営されている温もりのある宿だった.

 

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1人なのにツインルームを使わせていたただいてもいいのか!!

今日も,例のウイルスの影響なのか,ほかに宿泊客は1組のみ.観光業界への影響が・・・

 

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昼ごはんとの差www

会津田島を過ぎてから,スーパーやコンビニがないので会津田島ヨークベニマル仕入れるしかなかった.キャンプなら食料調達が大変だったから,ホテルにしてよかった.

 

さて,明日は一大イベント

東北最高峰「燧ケ岳登山」

があるので21時には寝ることにしよう.



【2021年8月】越後山脈山籠もり【米沢→長野】day1

0.旅のきっかけ

神戸から秋田への帰省では,道中のいろいろな県を旅しながら帰るのが恒例だ.去年は岐阜から秋田を3泊4日で走ったりした.今年の帰省往路は8月上旬~中旬の長雨のため輪行が中心になってしまった.神戸への復路こそは,じっくり自転車で旅をしながら帰りたい.

 

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〈米沢~長野〉

会津地方探訪

・燧ケ岳登山

国道352号樹海ライン

渋峠

 

神戸からはもちろん,秋田からもアクセスの便が悪く,時間のある大学の夏休みの今じっくり旅したいエリア.特に福島県の左下は東北の最奥地という感じがして高校時代からずっと行きたかった.樹海ラインは深い自然に閉ざされた,日本で一番冬季閉鎖解除の遅い伝説の道.日本国道最高点,渋峠は自転車乗りなら一度は必ず上りたい.長野駅をゴールにすれば特急しなの×東海道新幹線の乗継割引が効いて金銭的にも時間的にも楽に神戸まで帰れる.ここまで詰め込んで大丈夫かというくらい完璧な欲張りセットが出来上がった!

(※帰省前に新型コロナワクチン接種済で,帰省復路の旅も三密を避けて基本的に一人で行動しています.)

 

1.輪行で米沢へ

秋田駅8時09分発の普通新庄行きで,終点新庄まで.11時17分発の山形新幹線に乗り換え,米沢駅には12時38分の到着.隣の県(とはいってもかなり端っこ)に行くのに新幹線使っても午前中いっぱいかかってしまう.東北は広い.

 

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最近新しく整備された秋田駅西口.帰省の終わりは,新しい旅の始まりだった.

キャンプツーリングで宿代を抑えたいところだが,今回は7日間ずっと山岳コースを走るためホテルを取り写真の通り軽快なバイクパッキングで臨んだ.

 

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帰省往路でお世話になった学生の味方,青春18きっぷを本日で使い切った.

入場の印には「豊橋」「新潟」「青森」「青森」「秋田」の文字.8月前半はずっと天気が悪く,自転車はほんの一部(神戸→伊勢→豊橋)しか乗れなかったばかりか,長野駅で大雨のため普通電車全線運休を食らい新幹線で移動した苦い思い出が・・・

余力があったら帰省往路もブログに残したい.

 

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18きっぱーには評判の悪い,701系電車.

今回ももれなく新庄まで2時間半ロングシートだった.

 

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ガラス張りでお洒落な新庄駅

 

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新庄~米沢の普通電車の接続があまりに悪く,山形新幹線に課金.

新幹線(というより在来線特急列車)でも80分もかかる.

 

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秋田駅出発から4時間,米沢駅に到着!ここから7日間かけて長野を目指す!

6泊7日の自転車旅はこの時点では過去最長.

 

3.米沢→大峠トンネル→会津柳津

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コース概要はこちら.

 

ちょうどお昼時なので,まずは「米沢ラーメン」で腹ごしらえをする.

 

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透き通ったあっさり醤油味のスープが特徴の米沢ラーメン.

最後まで飽きが来なくて美味しいし,この店の雰囲気が何よりも最高.

素朴な内装の店内は東北みがすごい.

 

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大峠に向けて,ゆるやかな登りが続く.

 

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山に行くと水に興味を示しがち笑

 

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キャンプギアを持っていないと登りは断然軽い!気持ちいい疲労感でピークの大峠(650m)に到着!  

この大峠トンネルは全長3940mのなかなかの大物だ.交通量もほとんどなかったので,涼しく気持ちいいライディングが楽しめた.

 

 

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峠の福島側は会津盆地の景色が開けてくる.
北東北の人にとって会津は本当に遠い.秋田に18年住んでいても一度も行ったことがないエリアだ.未知の領域に進んでいく感覚がワクワクする.

 

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喜多方の道の駅で,物珍しいご当地サイダーを見つけた.
ただの酒臭いサイダーだった笑笑

 

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喜多方市中心部.酒蔵が残るレトロな雰囲気

 

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市街地のすぐ東には標高2000m近い磐梯山があって,実際に見ると迫力がすごい.

そして田んぼにうつる自転車の影がいかにも「みちのくの夏の終わり」で最高にノスタルジック・・・

良い一枚が撮れた.

 

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夏が終わっていく・・・

 

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夏が終わっていく・・・

 

地図で見るとただの田舎道にしか見えなかったが,実際に行ってみると,夏の終わりの胸にじーんとくる光景が続いていた.

季節の変化を五感で感じられるから,自転車はやっぱり楽しい.

 

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さて,そろそろ夕飯の時間にしよう.今回はキャンプではないから昼も夜も外食というかなり贅沢な旅になった.目をつけていたのは会津坂下町の「坂下ドライブイン

 

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またここも雰囲気が最高にすばらしい.いかにも田舎の食堂といった感じで,東北人のココロにしっくりくるというかなんというか・・・ とにかく最高に落ち着く佇まい.

 

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お食事の方もいい意味で予想通り.実際は写真で見るより量があって,安い×うまい×ボリューム満点!右の小鉢に入っているのはなんと馬肉.ここ会津坂下町は馬肉が有名で,看板メニューの馬刺し定食以外を頼んでもしっかり馬肉がついてくる太っ腹なサービス.今回はかつ丼を頼んだけど絶対ほかのメニューも美味しいんだろうな.こんな店が家の近くに欲しい.

 

昼と夜外食してもあわせて1500円で済んだ.

 

 

 

4.ホテルにて

本日のお宿は「OYO旅館 花のホテル滝の湯 会津柳津

源泉かけ流しの大浴場と露天風呂までついてきて,素泊まり3600円という破格と言っていいくらいの価格設定!!

 

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人が全くいない夜の温泉街がちょっと怖い.


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アットホームな雰囲気の旅館.チェーン店のビジネスホテルとは違って,旅情がある.

 

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源泉かけ流しの大浴場!!!やっぱり東北は温泉のレベルが高すぎる.

例のウイルスの影響なのか,館内にはほかの宿泊者が一切見当たらない.お風呂も完全に貸し切り状態だった.

 

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屋上には露天風呂まであって感動した.しかしアブがすごいのでやむなく撤退・・・

 

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アメニティも充実.無料の洗濯機まであって至れり尽くせり.

 

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こんなところで語らうのもいいかもしれない.

 

ちょっと古さを感じるけど中はしっかり掃除されてる快適なホテルで,しっかり体力をチャージすることができた.キャンプもいいけどたまにはホテルもいい.

 

(番外編) 会津坂下町にて.

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5%で登坂不能なんて甘えすぎ!!!笑笑

【2021年10月】紅葉のR193冒険の旅day2

紅葉のR193冒険の旅,第2日です.

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1.予定総崩れの雨

 

あれだけ酷道R193を全線完走すると意気込んでいたのに,2日目の朝は非情にも雨の音で叩き起こされた.絶望.これだけの雨になると撤収作業も困難だ.幸い雨は9時にはやむらしいのでそれまでテント内でひたすら待機する.遅くとも朝8時には出発するという予定は大きく崩れ,ああなんという虚無タイムなのか・・・

 

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テント内をよく見ると端の方が浸水していて,もう踏んだり蹴ったり.気温は8℃,体を濡らすと危ない.

 

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朝メシ.

 

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午前8時半,急に雨がやみ,急速な天候回復の兆し.だがなぜなのか,急いで出発の準備をする気が全く起きない.今から急いで撤収しても出発は10時頃になり,寄り道せず淡々とR193を南下すれば100km先の恵比寿浜キャンプ場には17時には到着できる.しかしキャンプ場に着くことだけを目標にして紅葉期の絶景国道を淡々と走りたいわけがない!初めて見る景色の感動は一回目しか味わえない.来年の新緑か紅葉の時期にリベンジすべきだ.かといって予定を全て諦めて徳島駅まで戻って輪行するのは勿体ない.

このときは自分でも悲しくなるほど優柔不断だった.

あらゆる考えが渦を巻き,一向に作業がはかどらない.

 

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結局撤収完了したのは10時半.完走とかもう無理でした笑

 

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とりあえずキャンプ場すぐそばの「観月茶屋」ですだち鶏天そばをいただく.

すっげえうまい!!!

この辺りに詳しい店主さんとの会話もあり,食事を終えると一気に考えがまとまっていい感じの案が出てきた.

「特に楽しみにしていた『大釜の滝』まで行って引き返す.大釜の滝以降は来年の新緑の時期にリベンジする.」それでいいんじゃない??

 

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そうと決まれば(ここまでが長かった)行くぜ,大釜の滝!!!

2.絶景国道193

国道193号,息つく暇もないくらい絶景の連続でめちゃくちゃ楽しい道だった.

こんなに紅葉って美しくなるのか.片道10km(岳人の森~大釜の滝)でこんなに楽しませてくれる道は初めてだ.かなり趣向は違うけどビーナスラインとかそのレベルだと言ってもいいと思う笑

ツーリングマップルで見つけた時から面白そうな道だと思っていたし,四国山地のど真ん中を走るからかなり楽しみにしていたけど,それでも想像以上だった.

登山をせずに舗装された国道沿いから見られる景色だという点でもポイントが高すぎる.ではでは,そんな国道193号を写真中心で振り返っていこう.

 

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昨日は暗くなっていて気付かなかったが,キャンプ場付近でもかなり色づきが進んでいる.行く手には絶景の予感!

 

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景色がいいと疲労は一気に感じなくなる.標高980mの「土須峠」を貫く「雲早トンネル」に到着.

 

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トンネルを抜けると雰囲気がガラッと変わるのは割とよくあるけれど,こういうのは本当に初めて見た.

トンネルが景色を切り取る様子,色づき始めの木々,カラフルな標識・・・

全てが調和してる,絶対にここでしか見られない景色だと思う.

 

雲早トンネル以南はもう絶景のオンパレード!!

 

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緑,黄,赤のマーブル模様.紅葉ってここまで綺麗なのか...!!

 

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大自然と極上の道路を独り占め.

 

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「こういう道を走らせていただいてもいいのだろうか」

「こういう道を走らせていただいてもいいのだろうか」

「こういう道を走らせていただいてもいいのだろうか」

3.大釜の滝

楽しい時間はあっという間で,暫定ゴール地点の「大釜の滝」に到着.

これがまたとんでもない滝だったのだ・・・

 

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突如看板が出てくるから見逃さない.

 

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滝から落ちた水がくるっと弧を描いているのが最高に「えっち」ですよね・・・

 

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滝の後に素掘りのトンネルを出してくるR193の演出力よ.

この先にどんな景色があるか,気になって気になって仕方ないのだが

ここで引き返すことにする.再訪度100%.

 

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同じ道でも逆方向に走ると見える景色は大きく違ってくる.それもまた面白い.

 

雲早トンネルを過ぎた後はずっと下り坂なのであまり写真も撮らず淡々と走った.

 

 

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徳島市に入るころには日も傾き,これまたいい感じに.

 

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阿波踊り会館.ヤシの木が目立つ.

 

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予定より1日早く,徳島駅にてゴール!!あとは自転車を載せられる高速バスで神戸三宮まで,2時間のバスの旅.走行距離は161.09km,獲得標高2320m.思い通りにいかない旅だったけど、振り返ると本当に充実してた。あの国道193号の紅葉を見られたのは忘れられない思い出になった。キャンプ場もいいところだった。やっぱり四国は楽しい。今度は部活のメンバーも連れて、来年の新緑の時期に必ず全線走破をリベンジしたい。

 




【2021年10月】紅葉のR193冒険の旅day0,1

0.旅のきっかけ

 自転車の楽しみ方の一つに,「酷道険道を走る」というのがあると思います.酷道険道とは,狭かったりアップダウンが激しかったりして通行困難な国道・県道のこと(人それぞれ色々な解釈があります).車でも走りにくい道を自転車で走るのは最高に冒険だと思いませんか??笑

しかもその多くは山間部を通るため渓谷や滝など絶景に出会う可能性も高くなります.

そんなわけで紅葉シーズン真っ只中の10月29~31日に,R439(ヨサク)と並んで四国を代表する酷道,R193(イッキュウサン)を走ってきました.香川県高松市から徳島県海部郡海陽町に至るR193は,全長160kmのうち吉野川市~終点の100km近くが狭隘区間という酷道としてはなかなかのスペック.

 

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1.ジャンボフェリーと高松の夜

2限の授業が終わった後,13:30発のジャンボフェリーで高松へ向かう.

夕方か深夜の便しか乗ったことがなかったから,昼行便のジャンボフェリーは新鮮だった.天気は文句なしの快晴で,良い船旅になること間違いなし!

 

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海から眺める神戸の街は本当にきれい.

しばらく街を眺めていると今度は後ろから明石海峡大橋が迫ってくる.明るいから神戸の沿岸部がくっきり観察できてまったく飽きない.出航後30分もすると屋上の展望スペースにいたほとんどの人が船内に戻っていったが,自分は明石海峡大橋通過までずっと展望スペースに残っていた笑

 

明石海峡大橋を過ぎると変わらない海の景色が続き,さすがにそろそろ船内に戻った.

1時間くらいくつろいだら今度は夕焼けの時間.瀬戸内海の夕焼け,絶対に見逃すわけにはいかない!全然船内でくつろいでいられない笑

 

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午後4時半,小豆島坂手港に到着.

 

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瀬戸内海×夕陽,最高ですね・・・

「エモい」という言葉では片づけたくないけど,ちょっと語彙力が足りない()

 

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18:15,定刻通りに高松東港へ到着.バスで徳島に向かう時よりも,フェリーで上陸する方が何倍も「四国に来たぞ」感が強くて好き.時間に余裕があるので高松市内観光.

向かった先は・・・

 

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瓦町駅,せとしるべ,サンポート,高松駅,丸亀町.

高松はこの通り明るくて活気のある街で,ほかの地域へのアクセスもよく理想的な地方都市といった感じ.将来必ず住みたい街の一つ.

 

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そして夜ご飯は「しんぺいうどん」にてお約束の讃岐うどん

ここでいただいたのは店のオススメの生醤油うどん.うどんの刺身といわれる最も麵本来の味わいを楽しめる食べ方.醤油だけで本当においしいのかって疑ってたけどこれが本当にうまいのだ.セットのじゃこめしも天ぷらも美味しくて今まで行った5軒の中(今回の旅含めて)では断トツナンバーワン!

 

明日の朝ごはんと補給食の買い出しを済ませて快活クラブにて就寝.

 

2.阿讃山脈を越えて吉野川

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午前7時,出発!キリッと冷えた朝だった.本日の行程は85km.まあのんびり行きましょう.

 

 

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早速うどんチャージ住宅街に完全にとけこんだうどん屋さん.高松では朝6時くらいからやってるうどん屋も珍しくない.

出汁からほんのり魚介の風味がする.調べてみたら「伊吹いりこ」というのか.すごく好きな味だった!

 

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高松空港進入灯が見えてきたら,いよいよ本格的に山間部に入っていく.

香川は平地の多いイメージだが,高松市中心部から15kmも走れば一気に山間部.やっぱりいい街だ.

 

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塩江温泉のローカル地図を撮る.

 

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徳島県入り!阿讃山脈越えは標高300m程度のゆるやかな峠だった.

 

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行く手にはこれから越える山々.阿讃山脈のゆるやかな峠とは違って,徳島の峠は厳しいものが多い.今走っている吉野川流域だけが平坦で,それ以外の地域はほぼすべて山.徳島は本当に山深く,だからこそ神戸から何回も通いたくなるほど面白い.

 

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吉野川!橋の上から眺めるとその雄大さがよくわかる.河口から約35km(全長194km)とかなり下流なのに,川底がよく見えるくらいの透明度.冷静に考えるとすごいことだと思う.四国はどこに行っても清流の国.

 

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3.経の坂峠と土須峠

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ほたるん「ほたるの里」にて超ヘルシーなお昼ごはん.独特な極太そばがおいしい.ライド中は糖質とタンパク質に偏るからすごくありがたい.

 

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吉野川沿いから離れると,いよいよ経の坂峠に向けて酷道の様相を表してくる.

これから海陽町まで100km近くこんな感じの道が続くらしい.

 

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こんな山奥でも予想以上にポイ捨てが多くてちょっとがっかりしてしまった.

 

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経の坂峠(760m)!

両脇がコンクリートでかためられていて特に展望はなく地味な峠ではあった.

 

f:id:mamebike14:20211211184955j:plainでもなぜかソファーが置いてあるのがツボだったww

 

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こういう林道,いつか走ってみたい.

 

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経の坂峠から500m(垂直距離)下ると,先日の四国横断旅の1日目↓にも出てきたこの分かれ道に到着した.前回は左へ直進したが今回は右から降りてきた.なんだか感慨深い.

mamebike14.hatenablog.com

 

 

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四国の山奥の集落.

 

経の坂峠から500m下った後は,ここからキャンプ場まで600m上らないといけない.稼いだ標高を無駄遣いしていくスタイル.経の坂峠を越えた時点で,いよいよ足に疲れが出始めてきた.キャンプ装備の20kg近い自転車だというのに,我ながらハードなコースを組んでしまった笑(というよりこれ以外によさげな道がなかった.)

 

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路肩に突如現れる.しっかり名前までついている.

 

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色づき始め??もしかして紅葉にはちょっと早すぎたか.今年の紅葉は夏の長雨のせいで色づきが悪いと聞いたこともある.

 

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正直かなりしんどくなってきた.特に筋肉疲労がピークに達してきている.あたりも暗くなってきてココロもしんどい.毎回キャンプ場につくのはチェックイン時刻ギリギリどころか少しオーバーしている.行動に余裕が持てない性格・・・

 

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やっと岳人の森キャンプ場についた!!!土須峠のほぼ頂上で,標高820m

この人気の全くない山奥で管理棟の明かりが見えた時の安心感!ササっと受付を済ませて設営.キャンプサイトはここからえげつない激坂を押して歩いた先にあった.

 

4.岳人の森キャンプ場にて

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ここを...キャンプ地と...する... 正直,疲労困憊だった.特に太ももの裏側の筋肉疲労がやばい.85kmに対して1600mの獲得標高はここまでしんどいのか.防寒着の装備が増えたせいもあるかもしれない.急いでご飯の準備をしてシャワー室へ向かう.

 

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シャンプー,ボディソープ付きの温水シャワーが無料!!!

こんな山奥でこのサービスは本当にありがたい!人権が一気に回復した.

 

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帰り道,面白いものを発見.天然水組み放題!!!

 

1500円の利用料で,温水シャワーとドリンクバー(天然水)までついてくる.このロケーションを考えるとお得すぎませんか??

 

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この日はほかのキャンパーさんも多く,いい雰囲気のキャンプ場だった.

 

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遠くにはうっすら徳島市の夜景が見えていた.遠く感じるが,直線距離ではここから30kmくらい.

 

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恒例の焼き肉×ビールで優勝!!

ガスでお米を炊き,焼き肉ができるから総計6kgのキャンプギアを積む価値は大いにあると断言できる!

 

思いのほかきつい行程になったが,1日目は言ってしまえばただのアプローチ.

明日からが本番.明日こそが酷道193号の真髄を味わえる.午前中の天気が少し怪しいが,明日に備えて21時半には寝た.